不登校からのスタート🌟

不登校を経験し、得たもの😌

次女の発言から

次女は不登校になり、転校し、また学校に通うことが出来ています。不登校になって間もない頃は、泣き叫んだり、暴言を吐いたり、とにかく穏やかに過ごせてはいませんでした。その最中はもう家中が暗い雰囲気で、私自身、疲れ果てていました。

今、次女から鼻歌が聞こえるとき、姉妹でアイドルの話などして笑ってるとき、家中が暖かい穏やかな空気で包まれているのを感じます。


最近の次女の発言から何だかいろんな事振り返り、考える機会がありました。


次女「もう、疲れたよ」

私「あら、疲れたの」

次女「うん」

私「何に疲れたの?」

次女「いろいろ。人生」

私「そうかぁ。」


以前の私なら

「たかだか14歳やそこらで、何を言ってるの!今からそんな事言ってたら、社会でなんかやっていけないわよ。くだらないこと言わないで!」

と、ぴしゃりと押さえつけていたと思います。そして、次女も私に言い返して、バトルになっていたでしょうね。だけど、次女の疲れたというその言葉をそのまま受け止めると、次女はそれ以上もう何も言いませんでした。


毎日一生懸命生きてるんだから、疲れることもあるよね、良いときも、悪いときもあるよね、って、思いを寄せられるようになった自分が嬉しいです。根性論振りかざして高圧的だった私には、もう戻りたくないです。そして、今は以前よりも自分の事が好きです😌

社会人になった不登校娘

長女は高校をなんとか、なんとか、ギリギリの状態で卒業しました。もう、一日も休めない、ギリギリです。その上、長女にはストレスで幻聴、幻覚、うでの痙攣、頭痛など、たくさんの身体症状もありました。たくさんの薬を飲んで、死にそうな表情で学校に行っていました。きっと、私が追い詰めた結果だと思います。私は長女が学校に行き辛くなったときに、その苦しさはさておき、「自分で選んだ学校なのに、何を甘えた事を!!皆色んな悩みだってある。なんで、そんなことくらいで投げ出すのか!みんながしている我慢がどうしてあなたには出来ないの??」と、責め続けました。


一番長く一緒に生きてきた母親に、理解してもらえないことが、どれほど苦しかったか…。反省しかありません。


今、長女は働いています。その職場では、彼女の過去がどうであったかなど、どうでも良くて、今の彼女の一生懸命に働く姿勢を評価してもらえています。長女が不登校であったかどうかなど、関係なく、彼女の仕事に対する姿勢を評価してもらえているのです。真面目な子ですから、実直に仕事をこなします。素直ですから認められれば嬉しくて、より一層頑張ります。長女は今、自分らしく居られる事が出来ています。

毎日職場での事を話してくれて、長女がどんな人達と一緒に働いているのか、どんな作業をしているのか、よく解ります。こんな日が来るなんて、あの時の長女にも私にも教えてあげたいくらいです。苦しいながらも何とか高校卒業できたから今の職場に出会えたのも事実です。でも、私のやり方はやはり間違っていたと思います。


この間違いから学んだことは、これからの子供達との関わりだったり、人との関わりの中で生かして行きたいと思います。長女が身体を張って、私に教えてくれたこと、もう無駄にはしません。

辛い気持ち

学校に行きづらくて、休んだり遅刻したりを繰り返しているお子さんがいるお母さんと話していて、違和感を感じた事がありました。

私自身、子供がピタリと学校に行けなくなってしまったので、不登校の母としては同じです。ですが、なんとももどかしい気持ちになりました。

「『子供が学校に行けない』なんて、子供より親の方がつらいわよ」

そりゃあ、辛いです。どうしてうちの子が…って、辛いし混乱するし、でも何とかしなきゃいけないと思うしで、辛いんですけどね。当の本人である子供は一番苦しんでいます。学校に行けない自分を責めて、絶望して、苦しんでいます。子供の苦しみを理解出来ないうちは、問題解決への道は少し遠いかもしれないな、って思ってしまいました。 

私も子供が不登校になったばかりの頃は、辛くて苦しみました。きっと自分の不安しか見ていなかったからです。私の不安をなくす為にしか動いてなかったです。敏感な子はそれに気付きます。「お母さんは何も解ってくれない。私なんか産まれて来なければよかった」そう言って号泣していました。私は子供からの信頼をなくしました。

遠回りしましたが、子供の苦しみに気付いて、寄り添えるようになってから親子の信頼を取り戻す事が出来てきたように思います。

学校に行かなければいけないことなんて子供だって解ってるんです。だけれども行けないから、苦しんでいるんです。その上、一番の味方であるはずの親まで苦しませている、こんな悲しいことないですよね😢


まずは子供の苦しみを理解出来るとお互いが少しは楽になれるのかなぁ、なんて思います😌