不登校からのスタート🌟

不登校を経験し、得たもの😌

激昂する長女

長女が仕事から帰ってくるなり、「もう、辞める」と…。

会社では大事にしてもらってるし、仕事も一生懸命やってると思っていた私。話を聞いてみると、どうやら上司の一言に対して許せない怒りを抱え込んでしまったらしい。しかし、その上司は今まで長女を大事にしてくれていた方です。よく聞いていると、その上司の一言は、長女を責めるつもりで発した訳ではなさそう。けれども、それを自分への攻撃と受け取ってしまった長女はもう、悔しくて悔しくて…。


これは、以前、長女が不登校になる引き金となったクラスメイトの一言の時と同じ感覚だ、と、感じました。あの時、私は「そんな事くらい気にするな。そんな事で学校に行かないなんて、我慢が足りなさすぎる」と、責めました。

あの時と同じ失敗は絶対にするまい、と、冷静になるように深呼吸しました。そして、「あなたは一生懸命にやっていたのだから、上司の発言は辛かったよね。」と、長女をまずは受け入れました。もちろん、激昂している娘はそんな事ではおさまらず、「履歴書買いに行く。」と、家を出ていきました。「もう帰ってきたくない。」という言葉も残して行きました。怒りが収まらない長女に今は何を言ってもどうにもならないと思い、時間が過ぎるのを私は待つことにしました。しばらくして長女は帰ってきましたが、まだまだ収まらない怒りを撒き散らしています。

長女「履歴書買いに行きたいのに、もう行けないし、終わりだ。店に行きたいのに!!寒いし歩いて行ったらもう遅いし!」

私「じゃあ、乗せていくよ」


長女の怒りは私の態度にも飛び火しました。


長女「さっきはそんな事言わなかったくせに!」

私「さっきは乗せて行って、とも言わなかったからね。」

長女「いつも何か頼んだら嫌そうな顔するくせに!!頼めるわけないだろ!!だいたい、じゃあ何で今は乗せて行こうか?なんて言うのよ!!」

私「そりゃ、何か頼まれても、自分で出来る事は自分でやってほしいと思う時はもちろんあるよ!!それに、さっきはあなたがあまりにも怒っているから、ちょっと冷静になる時間が必要かもと思ったのよ」

長女「そんな事言われたら余計に苛立つよ!今だって怒っているじゃない!!何で今はそんな事言うのよ!!」

私「今はあなたが、かなり辛いんだろうな、って思ってる。だから乗せて行こうか、って思った」

長女「はぁ?ホント、ムカつく!!」

私は、もう、言葉をかけるのは辞めて洗い物などしていました。


すると長女から乗せて行って欲しい、と…。私は長女の行きたい店まで乗せて行きました。買い物を済ませた長女は車に乗ると「ありがとう」と、呟きました。

時間が少し経ったこと、自分の要求が通ったこと、私が長女の怒りを全否定せずに共感したこと、これで娘の怒りは少しずつ和らいで行ったのかもしれません。


うちに帰って「お腹すいてきた」と、夕食を食べた長女はネイルのことなど話題を替えて雑談しました。そして、

長女「まぁ、もう、許そうかな」

私「⚪⚪さんがね、今まであなたを大事にしてきてくれた事は事実だし、はっきりモノを言う方だから、現状をただ口走っただけであなたを攻撃するつもりはなかったかもしれないね」

と、話しました。


長女の心がスッキリしたわけではないとおもいます。それでも、怒りの時間が前よりも短くなったようには感じました。


これからだって何があるかはわからないけど、まずは長女の話を聴いて受け止めていく努力は続けたいなと思います。